菌床栽培って?

キノコ類の人工栽培で、しいたけを除き菌床栽培がほとんどを占める。
菌床椎茸栽培とは、広葉樹のオガ屑と栄養源、水を混合して固めたブ
ロック状ないし円筒状の培地をいいます。1978年に種苗法という「新品種育成者の権利保護制度」が発足して、しいたけの品種改良が活発に行われるようになり、それと並行して栽培技術の研究・開発も進み、1980年代より実栽培が行われるようになり、菌床栽培によるしいたけが市場に出荷されるようになりました。

菌床椎茸の流れ

培地を作る 袋に詰める 加熱殺菌
冷却 植菌 培養
袋切り 発生操作 育成
収穫 出荷 家庭
●まず菌床の原料となる広葉樹のオガクズに栄養体をミキサーで混合し、さらに水を加えて含水率を調整します。
●含水率・pHを調節したら培地を袋詰め機会を用いて圧縮・成型して袋詰めします。
●袋詰めした培地を殺菌釜で殺菌していきます。殺菌釜には常圧釜と高圧釜があります。この殺菌処理がうまくいかないとどうにもなりません。
●殺菌後冷却します。
●冷却した培地に無菌室で椎茸菌を植菌していきます。この時も雑菌が入らないように気をつけます。
●植菌後の培地は空調培養室、もしくは自然温度の培養室あるいは林内の栽培棚で培養を行います。→↓
●培養が完了した培地を袋から出します。丸ごと袋から出す方法と上面発生用として袋の上部だけを開ける方法とがあります。
●袋切りしたら発生室の温湿度を操作して発生を促します。
●あとは慎重に育成して収穫・出荷となります。(写真全て北研)

菌床椎茸の特徴

年中安定して生しいたけを出荷するためには、屋内で水分・温度管理によって計画出荷が可能な菌床栽培が主流です。日本産の生しいたけは広葉樹のおがくずがベースになりますが、中国では広葉樹と針葉樹のおがくずをブレンドしています。
原木栽培の椎茸と比べると、やわらかくなめらかな食感が特徴で、風味は乏しくなります。同じ形、同じ大きさでそろえて栽培しやすいので見栄えがよくなります。
中国産の乾しいたけは菌床栽培が主流です。 
また、細胞の一つずつのサイズが大きいので、加熱したときに細胞膜がこわれて水分や美味しさが流れ出てしまうそうです。

 

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