原木栽培って?
| 昭和17年頃、叶X産業の先代社長森喜作さんが椎茸の人工栽培を確立されました。それまでのしいたけ栽培方というのは、クヌギやコナラの木を1メートル程に切り、その木の肌にナタで切り込みを入れて自然界に浮遊している椎茸菌を付着させる方法でした。もちろん確実に椎茸菌が付着するとは限りません。ココに森喜作さんが椎茸菌の人口培養に取り組むきっかけとなった話があります。(以下文・叶X産業HPより抜粋) |
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我農夫の祈に開眼す |
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| この農夫と森さんの出会いがなければ今日の椎茸栽培もどうなっていたか分りません。投機的なやり方ではなく、確実に椎茸菌を木に植えつける種駒の方法はこうやって確立されました。今現在の原木栽培もほぼ変わらずこの種駒によって植菌しています。(最近オガクズに椎茸菌をいれ形を種駒形に固めた成型駒と言う物があります) |
原木栽培の流れ
| 原木の伐採 | → | 玉切り | → | 植菌 | |
| → | 仮伏 | → | 本伏 | → | 浸水 |
| → | 収穫 | → | 出荷 | → | 家庭 |
| ●まずはホダ木となる原木の伐採を行います。昔ながらのやり方では、木を切り倒したら1ヶ月ほどそのままの状態で木を乾燥させます。よく葉枯らしと言われる行為です。当組合は倒したら即1メートルの長さに切ります(伐採・玉切り) | |
| ●玉切りした原木にドリルで穴を空け種駒を打ち込んでいきます。(植菌) | |
| ●金槌で穴に種駒を打ち込んでいきます。成型駒の場合は手で押し込みます(植菌) | |
| ●植菌した木(ホダ木)を椎茸菌が木によく活着(根付く)するようにかり伏せします。当組合はハウスの中で湿度を与えながらかり伏せします(仮伏) | |
| ●椎茸菌が確実に活着したら、椎茸菌がホダ木の中に蔓延しやすい環境に移します。(本伏) | |
| ●ハウス栽培の場合は右の写真の様に浸水作業を行います。当組合は自然栽培なので浸水作業を行わないため画像がありませんでした。写真は福島県の添田農園さんの浸水の様子です。 | |
| ●後は刺激を受けたホダ木から7〜10日くらいで椎茸が収穫できます。ハウス栽培の場合は収穫後、ホダ木を休養させてまた浸水・収穫となります。 |
原木栽培の特徴
| 原木栽培は収穫までに2、3年かかります。原木栽培は手間がかかりますが、厚みのある味の濃いシイタケが採れます。シイタケが天然に存在するのと非常に似た方法であるということです。つまり、味も香りも自然のシイタケとほとんど同じものができます。 ここに不思議なことがあります。 しいたけの限界温度は32度。 試験管の中では、35度を超える気温が続くと死んでしまう椎茸菌もでてきます。 しかし・・・原木栽培のしいたけはそう簡単には、死にません。 生育温度をはるかに超えても、原木栽培のしいたけは簡単には死なないのです。 しいたけは悠久の時間の中、原木の中で生育するように進化してきました。 しいたけにとって、原木こそが最高の住みかなのでしょう。 温室育ちと雑草の違いでしょうか? |