菌打ち編第3回

ホダ場へ並べ吊り下げます
前回で菌を打ってしまった木を今度はホダ場という椎茸菌
が入っている原木(ホダ木)が好む環境へと移してやります。

ホダ木が好む環境とは夏涼しく、日光がち
らちら入ってくる風通しの良い場所を指し
ます。写真の現場は鋼管パイプで骨組み
を作り遮光シートを張ったハウスです。
ご家庭などの場合は上記の条件で東南向
きの木陰や、軒下などが最適でしょう。
ホダ木が嫌うのは1年中湿度が高く、日光
が直接当たるような場所です。直接日光が
当たる場所では、熱により椎茸菌が死滅し
てしまいます。もっとも良くないのは北西の
方向です。
写真のように菌を打った時打ち込んだ又釘
にS字のフックを使ってパイプに掛けて行
きます。土台に使っているのは椎茸原木を
入れていた鉄枠です。
昔ながらのやり方では、ホダ木を直接地面
に組んでいきますが
直接地面にホダ木を
付けると木自体の耐用年数が短くなり、木
と木が密集しているため木と木の接触面に
湿気が溜まりやすくその周辺から椎茸が出
やすくなります。接触面付近から椎茸が出
るとせっかく出てきた椎茸が他の木と当た
ってしまい変形した椎茸に育ってしまうので
す。また5段6段と組む上で不意の崩れに
も注意を払わなければなりません。
しかし当組合の様にパイプに吊るすことに
よって、崩れる心配も無く、木と木の間の
スペースも十分確保され、地面から浮かせ
ることによって木自体の耐用年数も伸びま
した。また、収穫作業時は井形に組んでい
た時はどうしても収穫者からは見えない死
角がありましたが、吊るすことによって木全
体を見ることができるようになり形の良い
きれいな椎茸を収穫することができるよう
になりました。
右の写真は吊るすことができない直径が
太いホダ木です。直径が25センチから太
い物になると40センチ余りあるホダ木も
あります
太すぎて吊るせないホダ木は左の写真の
左側の様に鉄枠を寝かせた物に立てかけ
ていきます。この立てかける時もなるべく木
同士の接触を少なくします。
太い木もまた地面に接地しないように立て
かける下にはコンクリートブロックを敷きま
す。
左の写真は細過ぎて吊るせないホダ木です
コレも太い木と同様に立てかけていきます。
ご家庭で栽培される大きさは最初はコレくら
いの大きさの木が丁度良いと思われます。

写真は4月上旬の状態です。

去年木を切った分は全てホダ場へ移し吊るしてしまいました。
今回吊るした分は平成17年11月から12月の収穫予定です。
大体1年半から本格的に収穫できるまでに2年ほどかかります
次回からは他の木(去年菌打ち分等)も含めてホダ場の状況
を日記にしていきたいと思っております。

質問・問い合わせなどございましたらお気軽に
ご連絡下さい。

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