原木菌打ち編  第2回

第2回からは菌種が変わって種駒を打って行き
ます。成型駒は14万個使いました。
種駒は5万個打ちます。

コレが↑種駒です(左)。右が前回打った成型駒です。
成型駒の直径は12.8ミリですが種駒の直径は9.3ミリと
だいぶ小さくなります。
種駒、成型駒に共通しているテーパー形状は、成型駒に関しては打ち込み易さを
基本としておりますが、種駒に関しては別の意味も兼ねています。

原料の木材には道管と呼ばれる木の水分が通る管が縦にたくさん通っています。
シイタケ菌糸は当然生長し易い方向に伸びていきますから、この管を通って生長して
いくと早く発菌します。種駒がもし円筒形の形ですと、上面と下面しか道管の出口が
無く、菌糸が発菌しづらくなってしまいます。
そこで、側面をテーパー状にカットすると、当然斜めになった側面から縦に伸びてい
る道管の出口ができますのでシイタケ菌糸が種駒の全体から生長でき、早く菌糸が発
菌できるようになるということが考えられています。

開ける穴の大きさは種駒(左)の場合9.2ミリ、成型駒の場合12.7ミリ
で開けていきます。1本の木に開ける穴の数は成型、種駒の使用に関わらず
木の大きさにもよりますが、平均25穴くらいです。直径が大きい木になると、
100穴くらい穴を開けます。

穴の大きさ、駒の大きさが成型駒の時より若干小さくなりますので
駒の打ち忘れに注意して作業していきます。

駒を打ち込んでいく作業工程です。種駒と成型駒の作業の違いは、
成型駒の場合は、手でそのまま穴に押し込んでいきます。
種駒の場合種駒を手で押し込むことはできないので、
金槌で種駒を穴に打ち込んでいきます。
昔からの菌打ち作業です。
コンコンコンコン打ち込んでいきます。木の大きさによって金槌で打ったときの
音が違うのでこの作業をしている時は大変にぎやかになります。

菌を打ち込んだ所です。穴の大きさが大分違うのがお判りになるでしょうか?

左の写真のドリルで穴を開けて行きます。ドリルの左が成型駒用の12.7ミリ
のドリルです。右が種駒用の9.2ミリのドリルです。
右の写真が種駒です。種駒の周りに付いている白い物はしいたけ菌の
菌糸です。開封前のしいたけ菌はこの菌糸で繋がりあって1000駒ひと塊
になっているのでそれをばらばらに解いて使います。

今回打った種駒は5万個打ちました。木の本数にすると
大体1200本くらいです。
菌を打った木を今度はホダ場に吊るしていきます。
次回は吊るす所を書いてみようと思います。

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